「ハヤテのごとく!! ナイトメアパラダイス」1巡終了&レビュー

総評

毒にも薬にもならない内容のキャラゲー……のはずがハード的な制約が多いはずの「ボクがロミオでロミオがボクで」より後退したゲーム性で残念ゲーにしてしまった感。攻略情報はこちら(外部サイト)へ。

アニメの宣伝も兼ねたゲームでイラストは全てアニメ絵、というところまでは良かったが中途半端な3Dパートとひたすら場所移動でグルグルするだけの2Dパートで構成される今作ではそれほど活かせてない印象。この作品とK〇NAMIが出会うきっかけになった「ときめきメモリアル」ライクなシステムのギャルゲーとかにした方がアニメーションは映えそう。

ゲーム性の低さは多少気になるが本編に全く影響を及ぼさずに好き勝手やってる各掌編はフルボイスも相まってやりこみ要素などもあり「ハヤテのごとく!」ファンには赤点にはならないと思う。

良い点

・J.C.STAFF作画によるアニメ2期に忠実なスチル・アニメーション付き立ち絵。
・大きなキャラクター崩壊がない
・ヒロインフルボイス

悪い点

・徹底的に私服アニメーション立ち絵のみを使用するためテキストと服装に齟齬がある
・綾崎ハヤテはパートボイス
・3Dパート(現実パート)全般の出来

1週目感想 (ネタバレあり)

tutorial -> A:ナギ (42分)

渡良瀬ミカゲ(CV:中島愛)とかいうキャラにヒロインたち(ボクロミと同じ6人)が眠らせられてしまったから夢を完結させて救出しよう!という導入。
最初に入れるのはナギの夢のみ。そのままナギの夢へ。

剣と魔法のファンタジーRPG的な世界観に入って勇者で人間大武装神姫なナギと冒険する話。
ちなみに変身すると「武装が重くて動けない」のでナギはいつも通り戦力になりません。要するにいつものハチャメチャエピソードのノリに近いですね。

ちなみに武装神姫ナギはパッケージ版の今作の特典。原作のムシキング回的な「許可取れたから連呼してみようぜ」なノリで進みます。面白いところ……は特に無いかな。
初見はヒナギクend。

interlude (50分)

Bパートに進むため現実パートで作業。……というか苦行。

流れとしては「隙間の空いた本棚を見つける→落ちてる青い本、赤い本を二つの本棚に埋め込む→それぞれの本棚が開き先に進める→それぞれの先で彫像が二つ立ってるので計4つを回転させる→さらなる隠し書庫がオープン」。
もうね、アホかと。基本的に物に触っても何も起きない(メッセージウィンドウすら出ない)このゲームで突然彫像に触れとか要求させるのがアホ。させるならさせるでせめてそれらしいメッセージをミカゲにでも言わせとけ。
で、更に言うと判定がゴミ。「どうせこれ触ったら仕掛け発動するんやろ」ってわかっても当たり判定が狭すぎて動かすまでに大分苦心する。気が付いたらナギ編よりも時間かかっとるやんけ。

B:ヒナギク (21分)

青い本の扉を開けた先にある。ヒナギクのイメージカラーって青だったのかー(棒)

設定は現実準拠で、白皇学院で開かれるテニス大会にヒナギクとペアを組んで参加する話ですね。冒頭で歩が「ハヤテはヒナギクとペアを組む」と聞いて去っていくシーンで何もしないのはちょっとらしくないかも。まあ夢だし欲望に忠実でも多少はね?
なんかこんなかで一番正統派ギャルゲぽいというか。初見はヒナギクendでした。

B:マリア (40分)

赤い本の扉を開けた先にある。マリアのイメージカラーって赤だったのかー(棒)
まあ多分逆にすることで意外性を狙ったんでしょうね。求めてるのはそういうとこじゃない

ナギが購入した古城に待ち構える美人管理人四姉妹(ヒ伊咲歩)。財宝と禍々しい伝説を持つ城。消えゆく人々。この事件の真相は──

ってな感じで。ちょっと良い話ですねこれ。初見はヒナギクend。

interlude (29分)

また野に放たれたので第一書庫散策が始まります。
「それぞれの隠し扉(さっきのやつ)の更に奥地が解放されたからその奥で宝玉2つを見つけて置き場所交換すると更なる隠し扉が開いて伊澄and咲夜の本が見つかる」という流れ。相も変わらず判定がガバガバ。あと何を思ったか左右を往復しまくってアベコべに置いても開くか試したら開きました。石の種類しか内部の判定に無いのかそもそもアベコベに置くのが正解なのか今となってはわからない。

C:伊澄 (22分)

三千院ナギの万博博覧会(ナギスポ)で相次ぐ盗難事件を調査する探偵伊澄と助手ハヤテ。
歩ルートでもなんだかんだナギ-ハヤテが主従だったのでその関係が崩れるエピソードは初。
本人はしっかり者の自覚があるはずだけど夢の中でもフリースタイルな伊澄さんでした。
初見BAD。第二書庫の表紙は無。

C:歩 (49分)

なんか伊澄終えたら第二書庫解放されとる。第二書庫寄ってみよー。何もないやん。
まあ第一書庫戻るかー。出現地点なんかおかしない!?歩の本の目の前やん!?
ということでそのまま歩編へ。

潮見高校に復学したハヤテ。焼き芋を買ったら手にした宝の地図を三千院ファミリー(名付け親ナギ・従者マリア・構成員のヒナギク)に狙われる。それでも向かった秘境で遺跡を手にするため二人は──
西沢さんはこういう普通のラブコメに憧れてたのかと思うと切ない。大冒険要素入れて結果的にハムスターしちゃうけど。初見はナギend。

C:咲夜 (27分)

同じ学校に通うハヤテ-ナマヒ伊咲歩。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。実はハヤテは警官、ヒトインズはキャッツアイ怪盗義賊団なのである!
白皇に通ってない咲夜が同じ学校に通う想像をしているところに唸るとかマリアさんじゅうななさいをしっかり学校に通わせて上げるやさしさとか色々解釈のできそうな設定ですね。

BGMがユーロビートで終始ノリノリなこのエピソードは初見咲夜end。というかこのエピソードは咲夜以外に行くのがかなり大変そうですね。

Re-A:ナギ (19分)

全員一通りやっても何も起きないしとりあえず第二書庫行ったら各物語が再走できるように。
物語の根幹に関わりそうなナギ編再走。ステータス持越しとかの特典何もなくプロローグから読み直し(一応既読なので高速スクロール対応ではある)
ナギend。一周目ED見てない時点だとヒロインは上書きされないっぽい。終わってから「BADだった伊澄をやり直すべきでは?」と気づく。

Re-C:伊澄 -> ED (27分)

今度こそ「工具箱」突っ込むつもりがタイミングをまたミスる。マリアEND。
そして全部のストーリーをクリア。するけど何も起きない。のでなんか出てる光に触れる。

ヒナギクED再生開始。まあ過半数がヒナギクEDだからね。もしかして例のガバ判定のせいで実はさっきの時点で反応できた……?

ミカゲの見せた各夢は自分の願望に対応しているよ、と。
ナギ:外出への憧れ
マリア:家族への愛情
咲夜:友情
伊澄:好奇心
歩:ロマンティックな冒険/探求心
ヒナギク:競争心

ナギにとっての憧れの外出はダンジョンだよ、というちょっとしたシュール要素。
[任意のヒロイン]がハヤテを求めるのを見てミカゲも自分が大切にされていたことを思い出したよ、という展開だけどこれミカゲがガチで孤独だった場合火に油注ぐだけだよね(邪悪)

そんなこんなで物語は終結。解放済みスチルとクレジットをスクロールしてEDが流れます。これを全部埋めたくばゲームをコンプしよう。

メインストーリーの没入感は正直少し微妙だったけどゲームのご都合を拾いつつ後味の良い話に仕立ててるので悪くなかった。ミカゲはたぶん時期的にマクロスFでデビューしてそんなに経ってない状態のまめぐが声付けてるから演技が多少拙いなーって感じがどうしてもあったかな。
ゲーム全体としてはまあたぶん当時プレイしてたらもうちょっと厳しい感想になったんだろうなと思うけど今としては当時の「ハヤテのごとく!」のメディア展開の雰囲気みたいなものが封じ込められてる懐かしさがあって無条件に甘くなってしまうところがある。この後ゲーム展開はソシャゲに移行した(「カードバトラーズ」2012/10/15開始、2014/05/30終了)けどそれらはもういくら払っても遊べないしね……。当時の雰囲気を求めて中古買うならありだと思います。フィギュア付きじゃなきゃ定価では勧められないかな……。

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